エアコンのこれって故障なの？エアコン業者が詳しく解説します

 

エアコンを使用すると「ポコ…ポコ…」と音が聞こえてくる事があります。

 

お昼は気にならなくても、夜になると気になって眠れない嫌な音ですよね…。

 

まず結論から申しますとこれは故障ではない可能性が高いです。

 

このポコポコ音は気密性が高いコンクリート造りの建物や、高層マンションの高い所に住まれている場合によくある症状の一つです。

 

エアコン（室内機）に溜まった水をドレンホースを通じて外に逃がそうとしているのに、気圧によりドレンホースの出口（外側）から空気を取り込もうとするので、水の中に空気が通る際に「ポコポコ」と音が出てしまいます。

 

と、説明しても分かりにくいですよね。。。
エアコン本体と繋がっているドレンホースが外からの空気を取り込む時に出る音でエアコンの故障ではありません。
簡単に確認する方法があります。エアコンから「ポコポコ」と音がしている時に、その部屋の窓を少し開けてみて下さい。

 

これで音が止まれば建物の気密性が原因と判断できます。
（これで音がと止まらない場合は別に原因があります）

 

次にその解決策についてご説明します。

 

ドレンホースの先にエアカットバルブ（通称：おとめちゃん）を取り付けるだけ、以上です＾＾

エアカットバルブ	取り付け例

 

ナフコやニトリ等のホームセンターでも販売していてお客様ご自身で取り付けする事もできますが、ご不安ならエアコン業者さんに頼めば大体￥3,000前後で対応してくれると思います。

 

もちろん当社でも対応しておりますのでお気軽にご相談下さい＾＾

 

エアコンを使用するとドレンホースから水が排出されるはずなのに、室外機から直接水が漏れているって事は故障じゃないの？と不安にされている方が結構いらっしゃいます。

 

こちらも結論から言うと故障ではありません。

 

細かく説明すると分かりずらいので簡単に説明すると、エアコンの運転サイクル上「冷房運転時」はドレンホースから水が排出されますが、「暖房運転時」は室外機から直接水は出てきます。

 

なので、暖房運転時に室外機から水が出るのは正常なのでご安心下さい。

 

また、エアコン本体（室内機）から水漏れする場合にはドレンホースの詰まりが原因である可能性が高いです。

 

ドレンクリーナーを使用する事で解決する場合が多いので、詳しくはコチラのページを参考にして下さい→【エアコンの水漏れやガス漏れ等、エアコンのトラブルを解決します！】

 

エアコンから風は出るけど「冷たくない」「温かくない」のはエアコンガスが抜けている可能性が高いのですが、その場合はエアコン業者に依頼して「ガスチャージ」をしなければならず2万円前後からの費用がかかってきます。

 

ですが、エアコンガスが原因ではないケースもありますので、下記の順番で確認をお願いします。

 

�@まず試されているかとは思いますが、温度設定を調整して下さい。（気付かずに設定ボタンを押している場合があります）

 

�A次にエアコンの全面パネルを開けたらフィルターがありますので、フィルターをお手入れしましょう。フィルターの根詰まりで「効き」が悪くなる事があります。

 

上記を試しても改善されず、室外機が回っているのに「冷暖房」が効かないのであればガスが漏れている可能性大です。

 

家電量販店や街の電気屋さんに依頼すると手直し費用が高めなので、当社のようなエアコン工事専門店や空調会社に依頼する事をオススメします。

 

昨今のエアコンは電装部が複雑になっているため誤作動を起こす場合がありますので、まずは電源プラグ（コンセント）を抜いて暫くしてから差し直して下さい。

 

それでも症状が改善されないようであれば「基盤不良」または「ガス漏れによる動作不良」の可能性が高いです。

 

運転時に室外機のファンが回転しているなら「ガス漏れ」、ファンが回転していないなら室外機側の基盤不良と判断できます。

 

エアコン購入時の長期保証等に加入されているのであれば、保証内で対応してもらえる場合もありますので一度ご購入されたお店に問い合わせましょう。